「ザイガニック効果」 その言葉の由来

前回の記事、「ザイガニック効果……実はあなたもその影響下にある!」の続きです。
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photo by onbalcony

簡単に前回の中身を復習しておきましょう。

ザイガニック効果とは何か?


「途中で中断された情報」「不完全な情報」その先が気になるがゆえに記憶に残りやすく、反対に「完結している情報」は忘れやすい、という人間の性質のことでしたね。
たとえば、あなたの友人が切り出した話の途中で急に「……やっぱり、この先を話すのはやめておこう」と言ったとします。
するとあなたは、その先が無性に知りたくなるはず。
本当に友人がそこで話を中断してしまったらどうでしょう。
その友人と別れた後も、そのことが頭にこびりついて離れず、あなた自身であれこれ想像したりするかもしれません。
ザイガニック効果を活用すれば、情報に対するある種の渇望感を生みだすことができるわけです。
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photo by deadstar 2.0

さて、そもそもなぜこうした人間の本質に根ざした性質を「ザイガニック効果」などと呼んでいるのでしょうか。
ザイガニックというのは、この人間の本質的な部分を発見したロシアの心理学者の名前を英語読みしたもの。
その心理学者の名前はZeigarnik ツァイガルニックさん。Zeigarnik effectを「ザイガニック効果」ではなく「ツァイガルニック効果」として紹介している本もあります。
ツァイガルニック氏は、レストランで人間の記憶をめぐる実験を行いました。
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photo by deadstar 2.0

通常、ウェイターは「まだ料理を届けていないテーブルには、何を届けるべきか」については完璧に記憶している。
一方、届け終わると、ほぼその瞬間に「どんな料理を届けたのか?」について忘れてしまう
こうしたことから、以下の結論を導きだしたのです。
未完の課題についての記憶は、完了した課題についての記憶より想起されやすい
「ザイガニック効果」という言葉が生まれた背景について今回はあなたに学んでいただきました。
次回は、一歩進んだザイガニック効果の活用方法についてご紹介します!

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