ストーリーは「心」を動かすための演出

 

コミュニケーションとは、感情を伝達することである。

セス・ゴーディンはそう述べています。


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この言葉、正直言って昔はピンときませんでした。

意志疎通や情報共有が抜け落ちているんじゃないの、と思っていたのです。

しかし、コミュニケーションにおいて
重要なのはやはり感情だと思い直すようになりました。

今はわかります。

コミュニケーションに意志疎通や情報共有の機能があるのはあたり前すぎて、
セス・ゴーディンは言及する必要性を感じなかっただけなのだと。

ロボットやコンピューターではない人間だからこそできること、
それは感情を表現することであり、
相手の気持ちや気分をくみ取ろうとする姿勢のはず。

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あなたも、モノの価値よりも体験を通して得られる感情や感動を
重視するようになってきているのではないでしょうか。

ユニクロやH&Mなど安価なファースト・ファッションが
多くの人々に受け入れられるようになったのは、
デフレや不況のせいだけでないのかもしれません。

表面的な外見より中身にお金をかけたいと
考えている人が増えてきた気がします。

たとえば、表面的な肉体の美しさや力強さを競うボディービルよりも、
バランス面など身体機能を高めるインナーマッスルを鍛えようという
動きが出てきているのも似たようなものかもしれません。

「新しい働き方」ができる人の時代

少なくない人々が表面的なモノより、
内面にある本質的なものの価値を見直し始めている時代。

そんな内面的な成熟の時代へのうねりが躍動している。

そうなるとコミュニケーションのありかたも、
これまで表面的な意志疎通や情報共有を重視していた人は、
より内面的なものへの意識を高める努力を
していった方がいいかもしれません。

相手の内面に働きかけたい場合もあります。

そうした時、ロジックや数字でなく
あなたならではのストーリーを語ってみましょう。

そうすることで相手の内面にアクセスし
心を動かしやすくなるからです。

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