仕事時間は人生の少なくとも半分以上を占める。したがって人生の質そのものを大きく左右する重要なパラメータ(変数)だ。
生活のために必要だから働いている、仕事をしている、という意識があると、仕事を楽しめない。仕事そのものもうまくいかなくなって、人生の質も低下する。仕事はワクワクしながら楽しむべきもののはず。
先週、仕事で失敗が続いた。そこで反省しながらいろいろ考えると、仕事に対する自分の中のモチベーションがいつの間にか下がっていたことに気づいた。
失敗の要因は、他にもいろいろ考えられる。しかし、仕事に対する熱意や思い入れの低下が、そうした失敗を招いたことは否めない。必要な配慮や確認を怠った大きな原因は仕事そのものに対するモチベーション不足。それが今回の自己分析。
このエントリーで書いたように、最近になって始業前にスケジュール・シートを作り、 それを自分のデスクに置き、それを眺めながら仕事をしている。
そのシートの片隅に、ふと思いついて「仕事=最高の趣味」と走り書きし、一日を過ごした。スケジュール・シートは仕事中何度も確認する。繰り返し、その文言を目にすることになる。
すると不思議なもので、午後のある瞬間からスイッチが入った。
急に目の前の仕事が面白くワクワクしたものに変化した。単なる作業になりがちだったカタログ制作だったが、工夫してよりよいデザインにしたいという欲がわいてきた。
いつもなら一日中デザイン仕事をやっていると、定時にはヘロヘロになる。集中力も切れているし、これ以上取り組んでも非効率きわまりないので仕事をきりあげる。
しかし今日に限っては、ここも直したい、ここまでは今日のうちにやっておきたい、という部分が次から次へと出てきて、定時過ぎ二時間ほど仕事に没頭(ちなみに雇用形態が年俸制なので残業ではない)。
人生において「仕事は最高の趣味」であるべきだと思っている。これはマイ・クレド(自分のモットー)。
人が犯しやすい最大の間違いは、誰か他の人のために働いていると考えること。すると「義務感」や「やらされ感」に支配される。その結果、仕事のみならず、人生そのものを楽しめなくなる。
その基本をいつの間にか忘れそうになっていた。
しかし、今日はほんのちょっとした思いつきで、あるべき流れを再び引き寄せることに成功した。形成を逆転できた。それが本日一番の成果。
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