現在、会社のサービス・ラインナップのカタログを制作中。制作物は、切りのいいところでいつも上司に見てもらいアドバイスをもらう。
一からすべてを作っているわけではなく、継承できる部分は、前任者のデザイン資産を継承しながら作っている。気になったところは、修正してから組みこんでいく。
たまたま、消費者金融向け新規融資者・本人確認サービスの事例をグラフィックで示す必要があり、前任者がイラストレーターで制作した素材を使わせてもらっていた。
よくよく見ると、そこに表示されている利率がほんのちょっと高いのではないか、と感じた。少し前に法改正もあったはずだし……そこで消費者金融関連のサイトを調べて、相場を確認。実際の相場に合わせて数字を下げておいた。
とはいえ、そんなこと誰も気づかないだろうと思っていた。グラフィックの中のほんのアクセントのような数字だ。
しかし上司はそのことにすぐさま気づいた。
「ここ、ちゃんと気づいて利率下げたんですね」と指摘される。
万事がこうなので、この人の前では気を抜けない。そうした緊張も、いい意味で仕事のクォリティをあげてくれるはず。
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