午後、17:30に会社を出て渋谷から地下鉄に乗り、九段下下車。18:30から開始の広報担当者向けセミナーに参加。
会場はベルサール神保町。セミナータイトルは「価値ある経済ニュースとは」。講師は、Yahoo株式会社メディア編集部長の奥村倫弘氏。
有料セミナーの内容なので、ここで情報をすべて横流しにするわけにはいきませんが、ほんの触りだけご紹介。
日本人がネットでチェックしているニュース情報源の中で一番ポピュラーなのが、おそらくYahonニュース、中でもトピックスだろう。1996年にスタートしているサービスで、現在月刊37億6000万ページビューがある。その影響力はきわめて大きい。
企業の広報担当者としては、なんらかの形で自社のサービスや製品がトピックスでとりあげられれば、その反響は大きいであろうし、
会社の成長にレバレッジをかけられる。
奥村氏によれば、トピックス選定にかかわるスタッフは20名ほど。彼らが働く部署に、契約しているマスコミ各社から一日平均で3500本以上の記事が集まる。
ニュース選定における基準は社会に対するインパクトを持つもの。
具体的には、以下のようなもの。
・世の中の大きな変化にかかわるニュース
・世の中をよりよくするニュース
・世の中を象徴しているニュース
企業のプレスリリース(報道各社向け)やニュースリリース(自社HP向け)を作成・発信する立場として再度確認したのは、やはり自社製品やサービスを自画自賛するだけのリリースはいただけないということ。
あくまで製品やサービスがいかに社会に貢献し、人々の暮らしを便利にするのか、そうした視点からリリースを作成していく必要がある。
雑学的な情報として、 トピックスの見出しを13文字以内に収めているというものもあった。なぜなら13文字ならすぐに中身を認識でき、文章を読みこむ必要が生じないからだと言う。
またトピックスの並びは、以下のようになっている。
・国内
・地域
・エンタメ
・経済
・海外
これはメディアとしてのニュースのバランスを保つためだそうだ。
ともかく、日本で一番影響力のあるウェブ・ニュースメディアのの舞台裏やニュース・ピックアップ基準を知ることができたのは大きな収穫。
簡単ではないが、戦略次第では自社のサービスや製品情報をトピックスにエントリーさせることも不可能ではないと考えられるようになった。その鍵となるヒントは得られたはず。
コメント