あなたは知っているだろうか。 座面が真ん中から真っ二つに分かれた椅子の存在を。
僕自身、インテリアショップで見かけ、ずいぶん前から気になっていた。
座面が二つに割れているのは何か理由があるはずだ。
そう思いつつもインテリアショップでは、あまり詳しい説明を見つけられはしなかった。
実は腰痛持ちでないものの、座り姿勢が普段から悪く疲れやすさを感じる。
自分の座り癖を直そうと工夫してきた。
だからこそ、理由のありそうなデザインが気になっていた。
調べてみる。
垂直に身体を保持して座っていたり、立っていたりすることは非常に高度で大変なことです。気を抜けば重力に負けて、姿勢が丸まっていくのは普通のこと。しかし、背中が丸まることが腰には「悪」であり、この悩みを解決することが長年の課題でした。アーユル チェアーは、座るだけで背中の丸まりを防ぎ、腰痛の防止になります。
やはりきちんとした理由があるようだ。
機能性重視で、必然から生じたデザインだが、
カラーリングなどでデザインの工夫が始まっているようだ。
上の椅子も同じコンセプトの椅子。残念なのは、デザインはほどこされているものの複雑となり、そのコンセプトはわかりにくくなってしまっている点だ。
インテリアショップで見かけても先の椅子のように「はっ」と気にとめることはないだろう。何かのオブジェかな、と思うのが関の山かもしれない。
機能やコンセプトを一瞬で明確に伝えるのこともデザインの重要な力であり役割のはず。
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