感謝の気持ちを素直に表現することは大切です。
スーパーなどで買い物を済ませたとき、あなたはレジを担当する店員さんに何か声をかけることがありますか?
通常、店員が「ありがとうございました」と言っても、買い物客は「……」と、無言の場合が圧倒的に多い気がします。
はじめてアメリカに留学したときに気づいたことがあります。
スーパーなどで買い物をして支払いを済ませた後で、人々がレジの人々に「ありがとう」と口にすること。
これは現地の感覚からするとあたりまえのことで、単なる習慣かもしれません。
けれども、そのことに気づいてからは阿久澤も「ありがとう」を必ず言うようにしています。
すると、なんとなく気分がいいのです。
日本に戻ってきてからも、サービスを受けたときに可能な限り「ありがとう」と店員さんに声をかけるようにしています。
日本ではそれを表現する人がほとんどいないか、減る傾向にあるからなのか、一瞬驚いたような顔をされることもあります。
しかし、たいてい気持ちのいい笑顔を返してくれる。そうすると、その店を出たあとも気分がいい。
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行きつけの喫茶店やレストランなどでも、かならず感謝の気持ちをこめて「ごちそうさまでした」と口にしています。
おそらく、そのことでウェイターやウェイトレスの人たちが、顔を早めに覚えてくれるのだと思います。
店に入ると、私がよく座る、お気に入りのポジションの席を覚えていてくれて優先的に案内してくれる。
さらには「お客様、いつものものでよろしいですか」と声をかけてくれる。
だいたい食べたり飲んだりすることより、本を読んだり、文章を書いたり、
考えごとをするしたりというのがメインでそういった店を訪れる場合が多いので、こういう対応はとても助かります。
店員さんに限らず、日頃から感謝すべき場面できちんと感謝の意を表現すること。
それが大切です。
人間関係もとげとげしたものにならない。スムーズで気持ちのいいものになります。
また感謝の気持ちを素直に表現できる人とつきあう方がやはり気持ちがいいです。
一方で、いつもイライラしている人はまわり人やモノに対する感謝の気持ちが足りなかったり、
そもそも感謝する姿勢というものが欠落している気がします。
そのせいで不平家・不満家になり、自分の感情を悪化させ、悪循環に陥っていると感じます。
感謝することを自分の生活の中心にすえると謙虚な気持ちで周りの人とつきあうことができます。
また、面白いことに自分とも前向きな気持ちで向き合うことができるようになります。
したがって、感謝の気持ちをまわりの人々やモノに対して持てるような意識状態を常に保つよう心懸けたい。
さらに、感謝すべき時にその気持ちを素直に表現するタイミングを逃さないようにしたい。
ありふれた、この文章を最後まで読んで下さったあなたにも心より感謝の気持ちを伝えたい。
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