文章表現は、コミュニケーションである、との思いを最近強くするようになった。
伝えたいメッセージがあって、それを効果的に伝えることができるものがよい文章なのだと。
そのような観点から10冊を選んでみました。
ダイヤモンド社
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文章表現のフレームワークとして最も重要なものの一つ、ピラミッド・プリンシプル(ピラミッド原則)について徹底解説。じっくり落ち着いて読みたい本。
PHP研究所
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よく働いて結果を出す文章にこだわった内容。具体例もふんだんに紹介されており読みやすい。文章修行の、スタート地点に着いた人のみならず、上級者にもオススメできる。
前半で文章理解の過程を認知心理学的に分析し、読み手にとってどのような文章がわかりやすいかを丁寧に解説。
文章に「斜め読み耐性」を持たせると行ったユニークだが筋の通った提案もあり。読み物としても楽しい内容になっている。
- 1. 一言で言える「メッセージ」を見つける
- 2. 骨組みを作る(1) — 内容面のプロット
- 3. 骨組みを作る(2) — 形式面の構成
- 4. 筋力増強 — 説得力を強める
- 5. 化粧する(1) — 文章を分かりやすくする
- 6. 化粧する(2) — 100回でも推敲する
- 7. とにかく始める — 始めればできる
「超」文章法の7ステップ – *ListFreak
純粋に文章術の本ではないが、ここで紹介されている話の展開の基本は文章を書くさいにそのまま当てはめることができるものだ。
1.ロードマップを示す
2.ナンバリングをする
3.ラベリングをする
4.AREAで並べる
5.まとめをして締めくくる
毎日コミュニケーションズ
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最終的な完成文書に使えない無駄書きを結構な文章量書いてしまうことが多く、執筆スピードの遅延につながることから一つの悩みだった。
しかし、この本を読んで以降、無駄書きを減少させることができ、執筆プロセスにおける手戻りの発生頻度も下げることができるようになったというのが実感。
「文章は人に影響を与えるために書く」というコンセプトで貫かれた文章術の本。思考過程可視化の方法として讃井純一郎博士提唱の「評価グリッド法」なるユニークな方法が紹介されていて、興味深い。
結果を出すコミュニケーションを構築していくためには、コミュニケーション条件とその中に含まれるポイントを押さえていくことが重要。
そのようなコミュニケーション条件を扱った書籍はいくつかある。
しかし、最も丁寧かつ詳細な解説をしてくれているのがこれ。
大和出版
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これだけ文字情報や活字情報が世の中に氾濫してくると、それを発信したからといって、読んでもらいたいターゲットにリーチしても、それをきちんと読んでくれるかどうかはわからない。
そのことをきちんと意識しないで生産された文章は単なる情報クラッター(ゴミ)の運命をたどることになる。
この本は、書いた文章をゴミにしないできちんと読んでもらうためのフレームワークがすぐ活用できる形で具体的に紹介されている。
コピーライティング的な視点が文章表現に適用されている、今まであまりなかったタイプの文章読本。
PHP研究所
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