引っ越しを前に僕が毎日やっているのはプールに行くことである。場所は、現在住んでいる東京国際交流館から自転車で20分くらいの有明スポーツセンター内のプールだ。実は、今年いの二月くらいからぽつぽつ泳いでいたのだが、SARSが流行した時期からそこへ行くのをやめていた。しかし、その時に購入した回数券がまるまる残っているので引っ越しが決まった今、回数券分をなんとか消化しようと足繁く毎日プールに通っているのである。
適当に泳ぐときは圧倒的に平泳ぎが多いのだが、今回は肩の筋肉を鍛えようというはっきりとした気持ちがあって、クロールで可能な限り長くゆっくりと泳ぐようにしている。プールの入場口のところにおいてあった、雑誌TARZANのだいぶ前の「なりたい体は水泳体型!」といったような特集によれば、水をきちんとつかまえてかきだせば、水はダンベルと同じ働きをするということだ。ただ、腕を回転させて進むわけではなく水を自分の後方につかんでかきだすというイメージでやってみると、なかなか腕に負荷がかかる。一日のノルマをこなすと腕がずいぶん疲労しているのに気づく。しかし、いくら泳いでも全然筋肉痛にならないのは不思議だ。おかげで毎日無理なく続けられる。
もう新陳代謝が衰えて始めているせいか、太り気味の僕である。継続的に泳いでいると体脂肪がゆっくりと、しかし確実に減っていく。しかし、継続しなければ何でも意味がない。引っ越し先の所沢では近所にいくつかプールを見つけた。今度の留学先のバーミンガム大学でもプールくらいは当然あるだろう。月並みだけれど、走るか、泳ぐか、どちらかを生活の中にステディに取り入れていく努力をすることが健康と体力維持のために大切である。
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