正午頃、家を自転車で出て、近所にある航空公園に桜を奥さんと見に行った。
4月上旬だというのに気温は20度を越え、夏日である。史上希に見る遅咲きになる恐れをテレビの気象予報士が数日前危惧していたが、連日の20度以上の気温に航空公園の桜はきれいに花開いていた。途中で自転車を止めてのんびりと桜を眺めながら歩く。
昨年、イギリスから帰って大学で働き始め、最初の休日も同じようにこの公園を訪れた。あれからもう一年。早いものだ。
航空公園を後にして、電車で豊島園へ。豊島園駅前にできたシネコンで『ブリジット・ジョーンズの日記』の続編を見る。今回の作品の選択は、奥さんによるもの。彼女は結構ラブコメを好んで見る。
この映画の原タイトルは「working title」だったと思う。タイトルから容易に内容を推察できないようにするための配慮だったのだろう。
オリジナルと比べてしまうが、物語の作り的にはいろいろと無理があった印象。意地の悪い言い方をすれば、ヒットした映画の続編で一儲けしようと言う制作サイドの姿勢が見え隠れする。ブリジットは僕が留学先の大学院で一緒だった一人の同級生のイギリス人の女の子を思い起こさせる。僕は彼女と仲が良くも悪くもなかった。あえば適当に言葉を交わすという程度の間柄だった。彼女の背負っていたリュックのポケットが開いていて、財布がむき出しになっていたことがあった。黒いバッグに赤い財布が目立って見えた。
僕が彼女が気づいていないと思ったので、「ポケットが空いているよ。財布が見えるし、危険じゃないかい?」と言ったところ、
「だって、ポケットが壊れていて閉まらないのよ」と彼女は答えた。
彼女は自分の背中の状況を知っていたのだった。僕はとても納得のいかない思いをしたのだが、たまにそういう人間と出会うことはある。無頓着な性格の人々。どこの国にもたくさんいるが、イギリスでは結構な具体例を僕は思い出せる。ブリジットはそういった女の子を若干誇張したキャラクターで、かなり強烈だが、イギリスなら現実にいそうなところが怖いところである。
設定がトンデいるところをのぞけば、なかなか楽しい映画だ。ところで、世の男性諸君に尋ねたい。あなたの近くにブリジットのような人物がいたらつきあいたいと思いますか? 映画は面白かったけれど、正直なところ僕の答えはノーである。細かいことは語ろうと思わないけれど。
こんにちは、お久しぶりです。
充実した日々を送られているようで
何よりです。
私はまだ日本語教師になれていませんが、
何とかどこでもいいから採用してくれる
ところはないかと探しているところです。
「ブリジットジョーンズ」の日記は、
原作の続編は読んだんですけど、
映画の続編とは違うようですね。
でも面白いということなので、
レンタルが始まったら観てみます。
日本にいてもバッグのチャックが開いて
いたら、そこに貴重品を入れるのは
憚られますが、noboruさんの知り合いの
イギリス人女性は心臓の強い方ですね。
tokyodollさんのページ、拝読させていただいています。
学校も終了されて、
日本語教師、
あと少しで手が届きそうな感じですね。
就職活動の様子をリアルタイムで
記述していくのは、
ご本人で振り返るときはもちろん、
日本語教師を目指す仲間や後輩にも
すごく参考になると思います。
tokyodollさんのブログから推察するに
本当に近いうちに決まるような気がしてなりません。
今の勢いで、夢への一歩を踏み出してください。応援しています。