イギリス大学院留学

刺激が足りない?

Saddam Hussein.jpg
 サダム・フセインが拘束された。
Yahoo! JAPANニュース・ヘッドラインを目にして気がついた。その後、BBCのサイトに行って詳細を確認。短いディスクリプションに目を通してから、ネット経由のヴィデオ映像にアクセス。しばらく待たされてからBBCのレポーターの声とフセイン元大統領の映像が流れてきた。サダム・フセインからは、なんだかシーズン前に張り切りすぎて体をこわしてしまって顔色の悪くなったサンタ・クロースみたいな印象を受けた。
 僕のフラットの部屋には今のところテレビがない。他のフラットメイトの部屋にもない。イギリスではテレビを見るのにちょっと高額な年間ライセンス料を支払う必要がある。ただ、知り合いのイギリス人のおじさんが古いテレビを近日中に貸し出してくれることになっているので、ライセンスについても考えているところだ。


 そういったわけで現在までのところ、ここでの情報源はインターネットとラジオだが、ラジオもインターネット経由のものなのでほぼ完全にインターネットに頼っていることになる。とりあえず、さまざまなレヴェルの情報にアクセスできるので不自由は感じないが、ヴィヴィッドな映像情報に関してはほとんど受容していないと感じている。写真と文字テキストが基本で、動画はほとんど積極的に見ていない。
 今回のニュースを知って、BBCのビデオ映像にアクセスしてみたが、音声はクリアなものの映像的にはぼんやりしている(インターネットの高速回線へのアクセス環境にないオーディエンスに配慮してのことだろうと思う)。そして、なんとなくリアリティが不足しているような印象を覚えた。ヴィヴィッドなニュースとして伝わってこない。
たぶん、これはテレビのリアルでクリアな画像に僕が慣れすぎていることが原因なのだろうと思う。つまり、テレビが構築するある種の刺激レヴェルまで達しないと現実的に満足できなくなっている自分を認識させられたわけだ。テレビが作り出すリアリティという刺激のパワーといったものをあらためて認識させられた。
 また、そんなにテレビを日頃から熱心に見ていないし、それほど影響も受けていないと思っていた自分の認識の浅はかさも感じた。多かれ少なかれ、メディアの構築するリアリティや世界観にどっぷりと浸された社会生活を僕も送っているわけだ。
注:写真はBBC NEWS掲載のものを使わせていただきました。

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コメント

  1. akuzawaさん、Trackbackありがとうございます。
    バーミンガムに在住とのことですが、そちらでテレビを視聴するのにライセンス料が必要だというのは初めて知りました。
    ところで、今CNNではブッシュの記者会見にはじまって特番で盛り上がっています。そういえば、ブレアさんはブッシュより先にコメント出してましたね。二人とも今まで世界中からアホ馬鹿よばわりされて批判されていたので、ここで何としても失地挽回したいのでしょう。気持は判りますが、果たしてこのままスンナリイラクの安定につながるのかどうか・・・。

  2. 日本でもちょっとした特番が組まれたりして、大きなニュースになっていました。
    まあ彼が捕まったからといって、今イラクとか、その他の地域で起こっているテロがなくなるとはいえませんけど、少しだけ安堵のようなものを感じます。長いこと探している、ウサマ・ビン・ラディンはまだ捕まっていないようです。
    日本からも自衛隊派遣が決まりましたが、現地でDVDを見てもいいらしいです。命の危険があるのに、呑気にそんなもの見ていられるのかどうかわかりませんけど。

  3. >Eikiさん
    こちらこそTrackbackさせていただいてありがとうございます。
    僕の通っている大学でも時々”STOP BUSH”といった垂れ幕や署名運動をやっている学生や社会人の姿を見かけることがあります。先日の大統領訪英のさいは、警備隊にかなりの人件費を使ったということでした。
    ブレア首相も、国内では学費の値上げ問題とかマイナス要素を抱えているので、イメージ戦略がとても重要になっているのだと僕も感じました。
    >TokyoDollさん
    自衛隊の理念とか、機能とか海外で知り合いに聞かれるとけっこう困るんですよ、実は。なんだか一貫していないので。
    ともかく、自衛隊は米軍の経済的負担を減らすために設置されたというような大雑把な歴史的理解が僕の中にはあり、結局はその路線で今も動いていると思っています。
    政治家は表向きそういうことを言えないのか言わないのかわかりませんが言明しませんよね。
    ただ、いつも思うのですが、政治の舞台でふかふかのソファに座ってものごとを決定している人々が、現地に派遣される人々や家族の複雑な感情を本気で理解しようとしているとは思えないんですよね。
    アメリカの兵隊たちだって劣化ウラン弾が使われていることを本当に理解していたら現地に行きたくないと思うし、そのあたりのことをアメリカ政府は認めていないというか、どう考えても情報を隠しているとか思えないんですよね。

  4. イラクの劣化ウラン弾による汚染の話はこちらのメディアでも取りざたされています。実は僕の番組でも2週間ほど前にこの問題で特集を組んだばかりです。
    この特集の際にインタビューした専門家の方が関わっているサイトがありますので御参考まで。
    http://www.nodu-hiroshima.org/
    今回は湾岸戦争の時の2倍近い劣化ウラン弾を使用したらしく、現地では既に相当な被害が出ていますがアメリカでは因果関係が証明されていないということで問題視されていません。
    一方、日本政府もアメリカの見解に追従しているのですが、今回自衛隊を派遣する際には放射線検知器を携帯するようです。(自己矛盾)
    このあたりについて、番組の作家であるきたむら氏がBlogで取り上げていますので、そちらも読んでみてください。
    http://blog.nettribe.org/btblog.php?bid=kitamura&page=2

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