実はあまり知られていないレディー・ガガのバックストーリー

レディー・ガガに対する印象は?

突然ですが、アメリカの女性歌手レディー・ガガについてあなたはどんな印象をお持ちでしょうか? レディー・ガガは、マドンナ以降一番パワフルなアメリカの女性ポップ・アイコンとして日本のメディアも繰り返し取り上げているのでご存じだと思います。

奇抜な衣装を身にまとって派手なパフォーマンスを繰り広げるエキセントリックな彼女の姿をテレビなどで見かけたこともあるのではないでしょうか。 そうしたこともあり、レディー・ガガのことを生まれ持ってのエキセントリックで目立ちたがりのカリスマ女性アーティストなんだ、という印象を持たれている方の方が多いと思います。

レディー・ガガは苦労人?

しかしながら、どちらかというと私はレディー・ガガに対して、そうした印象を持たれるよう戦略的な「努力を継続している」苦労人という印象を持っています。 彼女は、幼いときから音楽教育を受け、14歳からはクラブでパフォーマンスを行うなど、音楽の才能・実力は若いときからかなりのものだったようです。 とはいえ、すぐに注目され、トントン拍子でスターダムにのしあがってきたわけではなく、暗いトンネルをいつ出られるかどうかという見通しの見えない時期を長く経験したようです。 LINK

場末のクラブで

メジャー・デビューする前(名前もステファニー・ジャーマノッタだった時代)、とあるクラブで彼女がパフォーマンスをしていたときのことです。 ざわざわついた会場。誰もステージ上の彼女の歌も音楽も聴いていません。注意を払っていませんでした。 そのことに彼女は愕然とし、怒りさえ覚えました。 そして、なかば自棄(やけ)になって、ステージの上で洋服を脱ぎ始め、下着姿に。 20140927ladygaga photo credit: Jem Hologram. via photopin cc   その瞬間、場の雰囲気ががらっと変わりました。いったい何が起こるのだろうと彼女に注目が集まった。 そうした状況をつくってはじめて、クラブの観客が彼女の歌と音楽に注意深く耳を傾けるようになったのです。彼女の音楽に対して拍手さえ起こった。 この経験がステファニー、のちのレディー・ガガの転機になりました。 場末のクラブで、ピアノと歌を提供しているだけでは自分は「BGM」の提供者に過ぎない。誰もアーティストとして自分のことをみなさないし、注目もしない。

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  しかし、他のアーティストと差別化する何かを提供すれば、振り向いてもらえる、「自分の音楽」を聴いてもらえる。 だからこそ、レディーガガは、は「自分の音楽」を聴いてもらうために、今も世間の注目を引く「努力を続けている」のだ、そんな風に私は受け止めているわけです。 これが私が知っているレディー・ガガのストーリーですが、多少なりとも彼女に対する印象が変わったのではないでしょうか。

おわりに

このようにストーリーは、見た目の印象だけでは決してわからない、見えない歴史・背景・理由といったものをわかりやすく伝える力があります。 こうした表面に見えないストーリーに意識的に注目していくと、ものごとの意外な本質が見えたり、他の人とちょっと違った見方ができるようになって 楽しいのでオススメしておきます。     ≡≡≡ CAZANA連載中です!≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 第1回 あなたの人生を変える!超簡単「ストーリー思考」のススメ 第2回 AKBとディズニーに共通点!? ストーリーがもたらした驚きの成功例3つ 第3回 ストーリー思考、はじめの一歩 ~ 基本のフレームワークを理解しよう 第4回 ストーリー思考の4大ステージ ~ 自分が今いるステージを確認しよう ≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡

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