KINCHOの脱力系ストーリーブランディング

先日の土曜日の朝、行きつけのファミレスで新聞を読んでいて、ふと目を留めた箇所がありました。


一瞬、それは新聞小説かと思いましたが、よく見ると新聞小説風の広告。

その広告主はKINCHOでした。

その小説風の文章を読んでみると、KINCHOのCMのオーディション突破を夢見る、中年女性の視点から書かれた文章。

そういえばKINCHOのTV CMは、太り気味の中年女性が力を持て余し気味に踊る脱力系ですね。

そのCMとシンクロした小説。

その中味も脱力系。

私が読んだ広告小説もこれといって金鳥の商品を売り込んでいる部分は全くなく、淡々と
けだるい主婦の日常が描かれているといった内容でした。

KINCHOといえば蚊取り線香や殺虫剤などが主力商品ですが
差別化が難しいコモディティ商品。

その差別化戦略のために脱力系のストーリーを用い、
読み手に感情移入(?)を促し、
次の購買につなげる。(そこまでドラマ性を感じさせない話でしたが……)

戦略的意図など感じさせないでしれっと行われている
KINCHOの脱力系ストーリーブランド戦略。

一貫して脱力系というのが企業ブランディングとしては
独特のポジションを取りに行く形になっていてかなりユニークです。

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