アクションしてもらうには頭ではなく○にはたらきかける

私たちはまわりの人間を巻き込み、アクションしてもらう必要がある場面に時々出くわします。

そういうときにもストーリーは有効です。


photo credit: Jonathan Kos-Read via photo pin cc

少なくともストーリーには、聞き手に興味・関心を持たせるという機能があるので、耳を傾けてもらう「ツカミ」にあたる部分は難しくはありません。

しかし、聞き手に納得してもらい自らアクションしてもらうハードルは当たり前ながら結構高い。

とはいえ、クリアすべきポイントをしっかりクリアしていけば、その確率をあげることはできると私は考えています。

ストーリーで相手にアプローチして、相手にアクションしてもらうためのポイントは少なくとも三つあります。

第1に、相手にどうアクションしてほしいのかを明確にする。これがはっきりしていなければ、どうアプローチしていいかもわかりません。

第2に、相手の求める「最終結果」を知る努力をする、想像する。これが、一番難しいのですが、一番重要。仮説でもいいので、これにちがいない、と思えるまで考え抜きましょう。

第3に、あなたが求めるアクションと、相手の求める「最終結果」が重なるポイントを探し、そこにフォーカスしたストーリーを相手のハートに向けて語りかける。

これら3つの条件を最低限クリアすれば、そこそこの反応がとれ、アクションしてくれる人も実際に出てきます。

一番のポイントは相手の求める「最終結果」にフォーカスすること……とまとめようと思ったのですが、それだと情報の出し惜しみかな、と思ったのでもう少しつけ加えます。

そこそこの反応やアクションだけでなく、あなたが本気で相手にアクションしてもらいたいなら、相手に少し大げさなくらい「熱く」語りかける必要があります。


photo credit: Pink Sherbet Photography via photo pin cc

セミナーの集客活動を通して私はこのことを経験的・数値的に学びました。漠然と、エライ先生がきて、こんな話をしてくれますよ、というアプローチではほとんど集客できません。申し込みは発生しません。そこになんらかの熱い思いをこめて語る必要があります。

私の場合、Webサイトやメールなどの文章の中にストーリーを含めてアプローチするケースが多いのですが、自分であらためて読み返してみると、かなりおおげさで恥ずかしいくらい「熱い」内容になっています。しかし、その返事として戻ってくるメールやサイトへの書き込みの内容が私以上に熱量の高い文章だったりして驚くこともしばしば。

しかし、経験上、そのくらい本気で思いを込めないとほしい結果は得られません。本当に相手に動いてほしいときには、頭ではなく心にはたらきかけるアプローチが重要になります。

実際、私はこのやり方で自分が期待した以上の結果を過去に何度か出していて(その前にたくさんの失敗と学びがあったわけですが)、成功体験も積み重ねているので、このアプローチにはかなり自信を持っています。

あなたが誰かにアクションしてもらいたいときには、ぜひ実践してみて下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP