映画・写真・音楽

『まあだだよ』


黒澤明監督作品『まあだだよ』を見た。実在の作家、内田 百閒(うちだ・ひゃくけん)と彼のまわりの人々とのあたたかい交流の様子を描いた映画作品。

第二次大戦中から物語は始まるが、戦時中の暗さがほとんどなく、戦争をむしろ笑い飛ばしているような描き方が印象に残った。


同じように戦時中にもあっけらかんとした人々の様子を描いている作品として、今江祥智の小説『坊ちゃん』を思い出した。

主人公の洋と同居していた叔父さんが飼い猫にふざけ半分で東条英機の名前を取って「東条はん」とつけていた。しかし、その猫が姿を見せなくなって「東条はん、東条はーん」と声にしながら探している途中で、その叔父さんは不謹慎だとして警察に捕まってしまう。

この『まあだだよ』でも、百閒の飼い猫のノラがいなくなってから同じようにひと騒動持ち上がる。ノラの失踪に憔悴しきった百間は『ノラや』という作品を残したそうだが、これは是非とも読んでみたい。

ピックアップ記事

  1. One Book, Three Points, One Actionから始めよう…
  2. 相手にアクションを求めるなら「失敗談」と「成功談」をセットにしたストーリーを伝え…
  3. 日常のコミュニケーションにストーリーを!
  4. ストーリーは「心」を動かすための演出

関連記事

  1. 映画・写真・音楽

    年末年始に観た映画

    TVをつけるとカリフォルニア州知事が文字通り全身泥だらけになってPre…

  2. 映画・写真・音楽

    『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』

    マイ・ビッグ・ファット・ウェディング(原題はMy Big Fat G…

  3. 映画・写真・音楽

    花見、ブリジット・ジョーンズの日記の続編

      正午頃、家を自転車で出て、近所にある航空公園に桜を奥さんと見に行っ…

  4. 映画・写真・音楽

    カメラ!カメラ!カメラ!

    四月の初旬、妻の実家を訪れた。その時、彼女の実家で写真スタジオ(両親が…

  5. 映画・写真・音楽

    村上隆が語る仕事

     アジアのルールを翻訳する日本人がロジックという時ガチガチで四角四面…

  6. 映画・写真・音楽

    ダーク・スティール

    あなたはロドニー・キング事件を覚えているだろうか。ロドニー・キング事件…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

アーカイブ

  1. 文章術

    報告書作成の即戦力 → 5W3H
  2. 研究

    albumen prints
  3. 研究

    サイード死去
  4. 読書と出版

    DTP業界標準の行方
  5. イギリス大学院留学

    WEEK 1
PAGE TOP