映画・写真・音楽

『まあだだよ』


黒澤明監督作品『まあだだよ』を見た。実在の作家、内田 百閒(うちだ・ひゃくけん)と彼のまわりの人々とのあたたかい交流の様子を描いた映画作品。

第二次大戦中から物語は始まるが、戦時中の暗さがほとんどなく、戦争をむしろ笑い飛ばしているような描き方が印象に残った。


同じように戦時中にもあっけらかんとした人々の様子を描いている作品として、今江祥智の小説『坊ちゃん』を思い出した。

主人公の洋と同居していた叔父さんが飼い猫にふざけ半分で東条英機の名前を取って「東条はん」とつけていた。しかし、その猫が姿を見せなくなって「東条はん、東条はーん」と声にしながら探している途中で、その叔父さんは不謹慎だとして警察に捕まってしまう。

この『まあだだよ』でも、百閒の飼い猫のノラがいなくなってから同じようにひと騒動持ち上がる。ノラの失踪に憔悴しきった百間は『ノラや』という作品を残したそうだが、これは是非とも読んでみたい。

ピックアップ記事

  1. One Book, Three Points, One Actionから始めよう…
  2. 相手にアクションを求めるなら「失敗談」と「成功談」をセットにしたストーリーを伝え…
  3. 日常のコミュニケーションにストーリーを!
  4. ストーリーは「心」を動かすための演出
  5. 「こだわり」のストーリー企業、土屋鞄製造所

関連記事

  1. 映画・写真・音楽

    裏窓

    ヒッチコックの『裏窓』、Rear Window (1954) を観た…

  2. 映画・写真・音楽

    ダーク・スティール

    あなたはロドニー・キング事件を覚えているだろうか。ロドニー・キング事件…

  3. 映画・写真・音楽

    Robert Carlyle

    先週末にハリウッド映画ではなく、イギリス映画を見よう、ということで渡…

  4. 映画・写真・音楽

    花見、ブリジット・ジョーンズの日記の続編

      正午頃、家を自転車で出て、近所にある航空公園に桜を奥さんと見に行っ…

  5. 映画・写真・音楽

    『シッピング・ニュース』

    幼いときに、父親にある種の虐待を受け、トラウマを抱え、成人しても自分に…

  6. 日記

     Androidスマホ用 音楽CD取り込みドライブ「CDレコ」で実際に音楽データを取り込んでみました…

    はじめにこちらでお伝えしたように、ブログスカウト事務局さんの企画で…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

アーカイブ

  1. 研究

    Amistad関連のメモ
  2. 研究

    「複製技術の時代における…」
  3. デザイン

    プロが教える写真レタッチ講座
  4. 日記

    父親になりました
  5. 読書と出版

    『αの種子―成功をつかむ10の扉』
PAGE TOP