現在、僕の勤務する大学の学科では特別講座や授業内ゲストという形で学外の方に頻繁に来ていただいて講義を行ってもらっている。作家、編集者、ジャーナリスト、写真評論家、スポーツ記者、漫画家、コメディアン、映画監督、俳優などゲスト講師の分野は多岐に渡る。
そういった授業の一部を大学院生主体のプロジェクトとしてテキストと写真で記録しているのが、このakuzawa.net下のドメインで運営している【授業レポート】というものだ。授業内容をウェブログを通じて公開している。
これは僕やこのプロジェクトに賛同してくれた後輩大学院生によるアーカイヴ化の試みである。
ところで最近になって、とある教授の方から授業のビデオ・アーカイヴ化に関してそろそろシステム作りを始めなければ、というお話があった。確かに現時点で一部の授業は、教室にカメラをすえて録画しているのである。
インターネットの接続スピードなどから、それをネットでの公開はまだ非現実的かな、という感想を持っていた。しかしながら、MIT OpenCourseWare、バークリー音楽院のネットでの公開授業、WIDE Universityの試みなどを最近になって再確認してみたところ本当に充実してきている。
というわけで最近になって、アーカイヴ化した授業映像をネットで公開ということも十分に現実的ではないかと思い始めている。僕は技術畑の人間ではないので、必要なインフラについての知識がほとんどない。しかしながら、アイデアはそれなりにあるので、実現への道を探ってみようと考えている。
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