普通に会話していても、論文などにおいてもエキゾティシズムという語彙僕にとって身近なヴォキャブラリーである。とはいえ、その言葉の意味するところについて、あまり深く考えたことがなかった。しかし、最近になりにわかに気になりはじめた。
おそらく僕自身も異国の文化や料理などを好んで試したり、食したりすることで自分の中にあるエキゾティシズムを満足させているのだろうと思う。
19世紀後半、ヨーロッパやアメリカにおいては、日本的エキゾティシズムであるジャポニズム(日本趣味、と訳される)が美術品を中心に流行した。
エキゾティシズムは受容者側の文脈から語られることが多い。しかしながら、エキゾティシズムを発し、演出する主体たちの存在も無視できない気が最近になってしてきている。たとえば、古くからの観光地などにとってエキゾティシズムは重要な観光資源なのである。いや、現代的テーマ・パークにだってエキゾティシズムはふんだんに散りばめられている(ハウステンボスやディズニー・シーなどがそうだ)。そういった意味で「エキゾティシズムによる誘惑」というものも確実に存在しているはずだ。
その辺りの興味からいくつか後々参考に去りそうなURLを以下にメモ。
The Emergence of Japan as a Western Text, 3
Gender, Race and Sex: Exoticism in the Caribbean
Who Imagines ‘Japaneseness’?: Orientalism, Occidentalism and Self-Orientalism
EXOTICISM – Meaning and Definition of the Word
Exoticism
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