ストに突入

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僕の所属するバーミンガム大学アメリカ・カナダ研究科(つまり大学院)と学部の教授陣がストライキに突入する!
といっても二日間だけ。
掲示板を一緒に見ていたイギリス人の女の子に
「ストの目的ってなんなのか知ってる?」ときいたら
「わからない。けど、びっくりしたわよね」と言う。
「詳しい説明がないのは…賃上げ交渉なのかな、サラリーの」と言ったら、その子は
「かもね」と言って笑って話は終わりになったけれど、ちょっと気になる。
ともかく今週の授業中に予定していたAnnie Hallに関するプレゼンは来週以降に持ち越しになった。


 バーミンガム大学は国立大学で、教授陣は国家公務員だと思っていたのだが、ストに参加するということはちがうのだろうか。詳しいイギリスの大学の制度に関しては、実のところ知らないことだらけなのでご存知の方がいたら教えて欲しい。
写真のテキスト内にあるAUTを一瞬 All University Teachersかと思ったが、調べてみるとAssociation of University Teachersで、AUTのサイトもある。
AUT – The Higher Education Union
そのサイトの中に入っていくとFighting for a fair pay deal という記事があり、文章をざっと読んだところ、やはり教職員の賃金に関するストライキのようだ。
その後、上の文章を書いた後で、以下の記事が目に入った。

 
Universities face week of strikes
LONDON (Reuters) – Universities are facing disruption this week with lecturers striking over pay and students protesting against the government’s controversial plans for the funding of higher education.

 政府による学費の値上げ(top-up fees)問題とも連動しているようだ。イギリスに来てからこちらの方がずっと多く話題になってテレビのニュースなどでもしょっちゅう採りあげられている。政府は大学の財政的独立性を促進するために、学費の上限を取っ払って、大学側にその裁量を任るということを提案をしている。おそらく、日本の国立大学の独立法人化と同じで、もう政府側から大学への財政支援は減らしますよ、ということになると思う。
 一・二の大学をのぞいてすべてが国立大学のイギリスでは、ある程度学費が抑えられてきた。しかし、もし大学の自主性に学費決定権がまかされれば、名門大学の進学費用は鰻登りになり、金持ちの子供たちしか名門大学に進学できない、という事態が起きるのではないかということが心配されている。
 国に財政的におんぶに抱っこよりは、緊張感のある中で、自主的な営業や教育努力などを行っていった方が大学のサービスや発想自体は豊かになる気がするけれど。
 そういえば、こちらの大学の事務員は緊張感がない、ということを今日再び感じた。おしなべてイギリス人の事務能力はきわめて低い、というのが僕の印象。スチューデント・サービスに、論文を海外からイギリスに送る手続きのことで確認に行って待っているときに事務の若いお姉さんのPCのディスプレイが目に入ってきた。PCで学生の履歴か何か確認しているのかな、と思ったらe-bayやらyahooオークションを通して自分の身の回りのものを買おうとしていた。学生が結構並んでいたりするのに、ちょっと驚きである。そのあたり、特に大学の事務員は公務員化してクビにならない妙な安心感があるのかもしれない。こういう現場には大いに緊張感を吹き込んで欲しいものだと思う。

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