基礎の基礎だけは大学で学んだので、フランス語もドイツ語も辞書を引きながらなら読めないことはない。しかし、辞書なしでは完全にお手上げである。
『ル・モンド・ディプロマティーク』という雑誌名を耳にして面白そうだな、だけどフランス語か……、と思っていたら日本語・電子版というものを発見。
『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版
今回、僕の目にとまったのは以下の記事。
民衆のアメリカ史を記す
2003年12月1日、ハワード・ジンの著作『民衆のアメリカ史』の功績に対して「ル・モンド・ディプロマティーク友の賞」が授与された。同書はアメリカで100万部以上も売れている。
2003年12月1日、ハワード・ジンの著作『民衆のアメリカ史』の功績に対して「ル・モンド・ディプロマティーク友の賞」が授与された。同書はアメリカで100万部以上も売れている。
ワシントン州立大に交換留学していたとき、アメリカ史の授業でこの『民衆のアメリカ史』を教科書の一つとして使っていた。今までスポットライトの当てられていなかった民衆の歴史がすごいボリュームで綴ってある本である。
それはともかくとして、この『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語・電子版、なかなか読み応えがありそうな、また鋭い視点から問題を掘り下げていると思われる記事が並んでいる。それだけでなく一つ一つの記事は内容が濃い割にはコンパクトにまとまっていて、読みやすい。非常に充実した国際月刊誌という感じだ。今後、国際ニュースの背景を知る上で個人的に重要な情報源になりそうだ。
日本語・電子版は有料、それからオリジナルの抜粋ですね。
オリジナルのLe monde diplomatiqu には、私が興味を持っている西アフリカ関係のトピックも時々ありますが、日本語版には入らないことが多くて残念です。
「 1998年6月に有料メール版を創刊、仏語版の20数本の記事の中から毎月10本余りの記事を邦訳して半月のタイムラグにてお届けし、1999年6月までに計12号(98年12月・99年1月は合併号)を発行しました。
その後、持続可能な事業としての基盤を作ることを目指して有料メール版を休刊し、現在のところ無料の電子版(毎月下旬に3~5本をメール配信&ウェブ掲載)の形式で発行を続けています」
http://www.diplo.jp/statut.html
という流れみたいですね。
jujubeさんの仰るとおりで、やっぱり偏りはありますよね。
ところで、jujubeさんのblog「サヘルの風」で
僕のとって印象的なエントリーがありました。
「ごめんなさい 」
http://www.sahelnet.org/mt/archives/000328.html
僕は結婚してもう5年近くになりますが
まだ子供はいません。
ただ近い将来には、と考えていて
このエントリーを通して
いろいろ考えさせられました。
まさか、あのエントリーを書いたご本人から自分のウェブログにコメントをいただけるとは思っていなかったので驚きました。ありがとうございます。