教育

学生の就職支援にウェブログを応用するのはどうだろうか?

 以下のページを目にして、自分の中でアイデアを膨らませるヒントになったのでメモ。

産学人材紹介の輪「ネットの泉」
net_no_izumi.jpg
他大学の情報系学部学科の学生と比べてどのような特徴があるのか理解していただくため,企業と学生とを結びつけるWebサイトを公開いたしま した。学生たちのこれまでの学習活動をわかりやすく公開していきます。

 まず、学生に自主的にホーム・ページを制作させる(もしくは授業の必修課題として制作させる)。内容を大学が検証した上で大学の公式ページ内で学生を紹介、つまり学生のホーム・ページへのリンクを貼る。全然難しいことではない。


 紹介される学生の姿勢もさまざまだが、おおむね学生が在学中どのような授業を受け、どのようなプロジェクトに関わり、どのような成果をあげてきたのかといった内容がわかるようになっている。
 もちろん、デザインに凝りに凝った学生による個人ホーム・ページでもいいが、こういった学生のホーム・ページに大学側が積極的にウェブログのシステムを導入するのはどうだろうか。多くの大学が学生にホーム・ページを作るためのスペースを在学中に与えている。そこで、ウェブログを学部の初期から導入し、学生が大学の授業以外にもさまざま記事をポストしていき、ウェブログのシステムを使っていけば、かなり充実した個人アーカイヴができあがるはずである。
 
 採用する側の企業側からすれば、学生が在学期間中にどんなインプットやアウトプットを行い、どんな授業を履修し、どんな分野の専門知識を持っているかといった内容、つまり従来の履歴書・試験・数度の面接などではとうてい得られない包括的でより深い情報を得ることができる。学生も大学の公式のバック・アップが得られるという意味ではwin-winの図式を作り出すことができるだろう。面白いかもしれない。

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コメント

  1. こんにちは。前川といいます。
    実は専修大学のネットワーク学部生です。
    自分も学部が提供するウェブサイトのスペースで、遊び半分ですがBLOGを運営しています。ちょっと前からHETOROPIAさんを見させていたいただいてます。
    当然うちの学部生全員にサイトスペースが提供されているのですが、やはりそれを活用する人、活用しない人・できない人、にくっきり分かれています。学部側が用意する公式の掲示板なども存在するのですが、全く活用しきれていません。やはり随所に「壁」の存在を感じます。
    BLOGの教育への活用、とのことですが。BLOGを使っても、多少の「壁」というものは仕方の無いことだと思います。でも既存のツールよりかは、はるかに成果をあげられるのでは?とも思います。BLOGがどのように活躍するのかちょっと楽しみにしています。頑張ってください。

  2. こんにちは。
    僕もそちらからいただいたトラックバックをたどって
    上記のページたどり着かせていただきました。
    本当は以下でそちらの記事を引用させていただいたので
    blogの大学教育への活用
    http://art.schoolbus.jp/akuzawa/archives/000318.html
    こちらからトラックバックを送らせていただきたかったのですが、エントリー周辺にトラックバックの項目が見あたらずそのままにしていました。失礼いたしました。
    さて、おそらくblogを全面的に導入したところで
    前川さんがおっしゃるようにばらつきは必ず出てくると思います。
    特に個人ウェブログの場合は、それぞれの意識や活用方法はちがうでしょうからね。
    ただ、授業内のグループ・プロジェクトにblogを活用したら面白いのではないかな、と考えています。
    就職予定の学科の学生はフリー・ペーパーを作ったり、授業でいろいろな形の雑誌を作ったり、外部の人間にインタビューしてそれを記事にしたりすることが多いので、コンテンツをつくったり発信する意欲のある学生は結構多いのでは、と思っています。
    そこで紙媒体とは違ったメディア、つまりウェブログを使ったプロジェクトを立ち上げたら面白いのではないかと、ごく基本的なところで考えているのです。
    ただそれ以外にも、さまざまな形での活用をかなり具体的にアイデアとして複数持っています。いろいろ周りの先生方やスタッフと相談してみないと、というところもあるので、まだなんとも言えませんが。
    ともかく前川さんのおっしゃるように「既存のツールよりかは、はるかに成果をあげられるのでは」と僕も今のところ自分で半年以上ウェブログを運営してきて感じているのです。
    実現した段階で追ってレポートしたいと思います。

  3. こんばんは。イギリスではまだ夕方でしょうか 🙂
    >トラックバック
    あ、本当だ。トラックバックの項目ないですね。こちらこそ失礼しました。
    BLOGは本当におもしろくて色んな使い道があるものだと思うので頑張ってください。日本とイギリスのBLOGで意見交換ができる、という時点で既にとても面白いことですね。ってこれはBLOGというよりもインターネットの面白さでしょうか・・・。なにはともあれ応援しています。頑張ってください。

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