機内映画を見ました。John Cusack主演のIdentity。ジョン・キューザックは顔の作りだけなら、誰でも認める美形という感じではないかもしれないけれど表情に味がある。機内の前の座席の入っているパンフレットの映画欄を入念に眺めて、キューザック主演ということとタイトルもどことなく何か驚きを与えてくれるものがあるのではないか、という期待をさせるものだったのでこれに決定。
登場人物は映像的には全部で15人くらいなのだけれど、蓋を開けてみるとそのうち9人は実在するのかしないのか……これ以上書くと完全なネタばれになるのでやめておく。これまでキューザック主演の映画としてはBullets Over Broadway 、High Fidelity、 Serendipity くらいしか観ていないのだけれど、他の作品とは全然違うある意味では病的な役柄を演じている。プロットの展開としてはReservoir Dogsを連想させるけれど、物語の土台はぜんぜんちがう。自分とは無関係の世界の話だが(関係があったら結構困りもの)、考えさせられるところも結構あった。
コメント