イギリス大学院留学

いよいよバーミンガム大学へ


朝食はシリアル。

その後、地図好きだというデイヴィットが所有する巨大なアトラスを見ながら、特にイギリスの自治・行政の区分などについて教えてもらう。元弁護士だった彼は、情報をうまく整理しながら話してくれた。

その後、パッキングをやり直してからデイヴィッドの車で大学へ向けて出発する。

ただ、その前に近所を一周して、彼の住んでいる環境についていろいろ教えてもらう。

あまり際だった特徴はないけれど、閑静な住宅地で町並みも落ち着いた雰囲気だ。

 そして、バーミンガム大学に到着。

Chamberlain Hallなる場所でInduction Courseの登録の列に並ぶ(Inductionコースというのは日本語に訳しにくい。

愛用しているCobuild英英辞典によれば”Induction is a procedure or ceremony for introducing someone to a new job,organization,or way of life”こういわれるとわかりやすい。

まあ簡単に言えばオリエンテーション・コースということだろうと思う)。ここでひとまずデイヴィッドとは別れる。僕のファミリーネームの列A~Cだけやたら登録学生がいて、だいぶ待たされた。

やっと受け付けの順番がまわってきたが、対応してくれた女子学生の英語がかなり聞き取りにくかった。
やりとりをする分にはまったく問題はなかったけれど、イギリス英語の洗礼を受けた気分にはなった。
しかし、その後対応してくれた大学職員の人たちの英語は特に聞き取りにくい、ということはなかった。


 ところで一つ問題が持ち上がった。僕の寮の部屋の割り当てがされていなかったのである。

Induction Courseの五日間は、みんな揃って同じチェンバレン・ホールに住むので問題はないが、ともかく部屋を確保しないといけない。

ただ、この日の時点では、自分のおかれた状況がよく飲み込めていなかった。

 ともかく鍵をもらって、スーツケースを部屋に運ぶ。

その後、もらった地図を頼りに夕食をダイニングで食べ始めた時点では知り合いはいなかったが、同じテーブルに座った二人にこちらから話しかけてみた。一人は西インド諸島出身のいわゆるカリビアンで、もう一人はなんとパレスチナ人だった。

パレスチナ情勢について、いろいろ質問したり,パレスチナ出身の思想家(文学研究家?)エドワード・サイードについて話をするうちに結構仲良くなった。

彼の名前(Abdellatifif)を聞いたとき、あまりにも長いのでニックネームはないかと尋ねるとAbedでいいと言う。

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