ストーリー思考

あなたは何にフォーカスして毎日を過ごしていますか?

あなたは何にフォーカスして毎日を過ごしていますか?

何にあなたがフォーカスして、
つまり意識を向けて、
行動していくかで結果も大きく変わってきます。


このことを考える上でこれから
ご紹介する「木こりの物語」は
ヒントになるかもしれません。

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二人の木こりの話

ある日、二人の木こりが一時間の間にどれだけ多く
木が切れるか競争することになりました。

公平を期すため、
のこぎりはそれぞれ同じ性能・状態のものを使うことになりました。

いざ競争がスタート。

スタート直後から、一人の木こりは、
目の前の木を切ることに集中し、
のこぎりをせっせと動かしました。

一方の木こりは、木を切り始めず、
別の作業をしていました。
この木こりが木を切り始めたのは競争開始後20分が経過した後でした。

一時間が経過して、どちらの木こりが多くの木を切ったでしょうか。

スタート直後から一心不乱に木を切ることに
集中した木こりは結果的に4本を切り倒しました。

一方、最初の20分間、別の作業をしていた木こりは、
なんと6本もの木を切り倒すことに成功したのです。

それでは、最初の20分間、この木こりは何をやっていたのでしょうか。

彼はのこぎりの刃を研いでいたのです。

もう一人のきこりがフォーカスしていたもの

この木こりは「木を多く切る」という目的を達成するために、
のこぎりの刃をしっかり研ぎ澄まし、
切れ味を確保しなければならないことを知っていたのです。

のこぎりの刃の鋭さ、切れ味さえしっかりしたものであれば、
さほど時間をかけずに効率的に目的を達成できる。

のこぎりそのものの道具としての強みや本質にフォーカスしていたわけです。

20111125focus

また、このストーリーは自分の長所をしっかり把握し、
それを磨き続けることの大切さについても
語っていると言えるかもしれません。

何にフォーカスしていますか?

さて、あなたは日常から
どんなものにフォーカスして行動していますか?

たとえば、仕事において
日常の業務に追われていると、
そもそもの仕事の目的や、自分の強み、
仕事に対する自分の理念や哲学といった軸を忘れがちになります。

私もよく反省するのですが、
近視眼的に目の前の仕事を「こなす」モードになりがちです。

そうすると、仕事の本来の目的を忘れ
また仕事を通して自分の強みや得意技を磨いたり、
付加価値を創出するための創意工夫をするのに
必要な意識といったものをどこかへ置き忘れてきてしまいます。

おわりに

自分は何が得意で
どんな理念を持って、
何のための仕事なのか、そういった大切なことに
きちんとフォーカスしているか、
ぶれはないか、
時々セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。

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