いつも『「原因」と「結果」の法則』がそばにあった

 
100ページに満たない短い翻訳書で、さらりと読んでしまいました。

しかし、なんともいえない読後感が残りました。


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その一番コアにあたるものは何だったのでしょうか?

それは筆者の独特な語りにある。

それが私なりの結論。

人生における真実というべきものを簡潔かつ淡々と強い説得力を持って語っているのです。

その静かなトーンの語りが自分の中の心の壁をすっと通過して、内奥にすっと入ってくる感じなのです。

その中で、改めてハッとさせられたのは次の言葉。

「私たちはよい結果に狙いを定めながらも、その結果と調和しない思いをめぐらすことによって、その達成を自ら妨害しつづける傾向にある」(p30-31)
 


 

こうなれば表面的には良いと思いながらも、自分の中に矛盾した思いがあると、より思いの強い方に結果が引きずられていく、というもの。

これは真実だと思います。

個人的な話をすると、私は修士号を日本と海外で取得し、日本の大学院の博士課程まで進み、大学の助手というポジションにつきました。

そのまま研究者として大学に残りたいという気持ちを持っていましたが、同時に「本当にそれでいいのか?」という矛盾した気持ちを抱えてもいました。

特に、私の研究テーマは「広報・PRにおけるメディア活用」。

民間で広報・PR担当者としての経験なしに、学生を前に研究者・教員として専門家ぶることは不遜なのではないかという思いが自分の中で拭いきれなかったのです。

また、尊敬する師匠筋にあたる教授も民間で数十年ジャーナリストとしてやってきて、豊富な経験を軸に教鞭を執られている方でした。

そうした生き方をした専門家に指導を受ける方が、自分が学生だったらやはり納得感があるはず、そんな思いも抱いていました。

そうしたこともあり、自分の中で矛盾した気持ちが内在していたわけです。

その後、大学の残ることを応援してくれる人もたくさんいましたが、もともとポストが少ないこともあり、結果的に出身大学に残ることが難しくなりました。

ただ、この時、ちょっとホッとしたことも事実。
自分の中で相反していた思いがある意味で解消されたからです。

結果として、表面的な願望や目標よりも、自分の心の中で本気で望んでいる状況や現実を人間は引き寄せる生き物であるということを、この経験を通して私は学びました。

引用したジェームズ・アレンの言葉にはこのあたりのことが凝縮されています。

その後、民間企業の広報担当者として就職し、現在も修行中の身で正直、自分の未熟さと向き合う日々です。

しかしながら、、自分の心の中で望んでいた選択であり、納得した生き方を選択できたと考えています。


 

100ページに満たない、筆者ジェームズ・アレンの凝縮された簡潔な言葉。

それがあなたの人生において、どう具体的にあてはまるのか。

それを自問自答しながら読む。

すると、あなたの人生における深い気づきを得られる、他にない良書になるはずです。

「原因」と「結果」の法則

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