クライアントの広報活動支援の一環として、ウェブ制作・デザインを担当するケースが多いので、SEO対策関連書も目を通すようにしています。
今回、ご紹介する『リアルウェブ営業術』はそんな中の一冊。
著者は、ウェブの販売代行業で売り上げ20億を達成(2010年)した会社オールコネクトの代表取締役。
「結果を出す」ウェブサイトをいかに形にするかにフォーカスされた内容。
まず、EFO(Entry Form Optimaization)、問い合わせフォーム最適化という言葉、概念をこの本ではじめて知りました。
とりわけ役立つと思われるのが、SEO対策専門業者のカラクリや、悪質な業者に依頼した場合に発生するリスクについてわかりやすく解説している箇所。
さらに、アクセス数をアップするためにSEO対策が先か、リスティング広告が先かという議論に「なるほど!」と論理的で納得のできる結論を示しています。
簡単に紹介すれば、SEO対策はgoogleなどの検索エンジンのブラックボックス的なアルゴリズムが相手。ある意味、幽霊を相手にしているようなもの。
リスティング広告はきちんと実施結果がデータで確認できるので仮説・検証によるPDCAをまわすことができる。
結果として、リスティング広告で先に仮説・検証を行い、それをSEO対策にフィードバックする形をとればいい、というわけです。言われてみれば、簡単な話ですよね。
サイトを運営していて、アクセスアップを図りたい、売り上げを上げたい、悪質なSEO業者に騙されたくない、そんな人にオススメできる本です。
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