デザイン

あえて不親切に情報を提示する戦略

banner_design.jpg
出版社の25周年記念。
そんな情報を耳にしても、あなたはわくわくしないだろう。
しかし、そのような無味乾燥な情報を避け、大枠の世界観とそのイメージについて物語風に語りかけられると人は思わず振り向いてしまう場合がある。

This Is Where We Live from 4th Estate on Vimeo.


この動画では出版社に関しても、出版社の刊行物に関する直接的情報さえ見あたらない。
そうすることで謎が深まり、オーディエンスは主体的に謎を解決したい気持ちになる。
結果として、出版社のサイトを検索するアクションやリアクションが喚起される。
細やかな情報をあえて切り捨て、抽象的な世界観を提示する。
オーディエンスに謎を持たせ、それを解き明かしたいという欲求を抱かせる。
あまり親切になりすぎないで、細かい情報を提示しないで謎のままにしておくというのも、コミュニケーション・デザイン手法の一つの戦略ではないだろうか。

ピックアップ記事

  1. One Book, Three Points, One Actionから始めよう…
  2. 相手にアクションを求めるなら「失敗談」と「成功談」をセットにしたストーリーを伝え…
  3. 日常のコミュニケーションにストーリーを!
  4. ストーリーは「心」を動かすための演出

関連記事

  1. お役立ちサイト/サービス

    ロゴデザインのインスピレーションを提供するサイト

    ロゴをデザインしたいと考えている。また、ときどき友人や知人にロゴのデザ…

  2. お役立ちサイト/サービス

    ピクトグラム素材を無料で入手できるサイト まとめ

     私は企業で広報を担当していますが、広報担当者とはいえ、デザインが求め…

  3. お役立ちサイト/サービス

    Lovely Package

    デザインやアートのインスピレーションを得られるサイトを探している。…

  4. デザイン

    図解DTP用語辞典

    ?某授業の教材作りのために調べ者をしていたら見つかったサイト…

  5. デザイン

    デザイン・ルールズ

    デザインをする上での重要な考え方や、より効果的なデザインを生み…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

アーカイブ

  1. 研究

    ロゴライゼーション
  2. イギリス大学院留学

    帰国しました
  3. 読書と出版

    『メディア・リテラシー』刊行
  4. 日記

  5. ライフハック

    フレームワーク収集のススメ 
PAGE TOP