Trinh T. Minh-ha

trinh.jpg Trinh T. Minh-haの論文Ed. Michael Renov Theorizing Documentary 収録、”The Totalizing Quest of Meaning” を読んだ。
過去にも翻訳されたポストコロニアル関係やカルチュラル・スタディーズ関連の論文を読んでいると思うが、一般的な内容だったと思う。今回読んだ論文はかなり映画のあり方に深く踏み込んだものだった。よくよく調べてみると、彼女は名の知れた映画監督でもあるらしい。


彼女の経歴などに関してはイメージフォーラムの文章がよくまとまっているので以下にそのまま引用します。

1953年ヴェトナム、ハノイ生まれ。サイゴンで育ち17歳でアメリカに移住。作曲と比較文学を専攻した後、アフリカのセネガルで音楽を教え、フランスで民族音楽学を学ぶ。映画作家であるだけでなく、作家、作曲家としても活躍。多彩な領域をフィールドとした著書は多く、芸術論『作品なき芸術』(1981)、建築空間論『アフリカの空間』(1985、共著)、詩集『小文字で』(1987)、シナリオ及びインタビュー集『枠づけるもの、枠づけられるもの』(1992)以上未訳、邦訳に『女性・ネイティヴ・他者』(竹村和子訳、岩波書店、1995)、『月が赤く満ちる時』(小林富久子訳、みすず書房、1996)がある。米国内のほか、欧州、アフリカ、アジアで積極的な講演活動を続け、ポストコロニアリズムの尖鋭な思想家として、学生、知識人の間で熱烈な支持を得ている。映画作品はこれまでに5作あり、ブルー・リボン賞(実験的長編部門)、マヤ・デレン・アワード、サンダンス映画祭の審査員ベスト・アワードなど、多数の賞を獲得。現在、カリフォルニア大学バークレー校映画学・女性学の教授。

参照URLs
Trinh T. Minh-ha(Rhetoric Department,UC Berkeley)
Sisters Doing It For Themselves Trinh T. Minh-ha(Women Make Movies)
Trinh T. Minh-ha(CriticalDesign)
日本語
トリン・T・ミンハ プロフィール(イメージフォーラム)
トリン・T・ミンハ 境界線上の映画(Kyoto Biennale 2003)
フェミニスト一覧 – Wikipedia

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