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外国語のボキャブラリーを増やすために私が実践している効果的かつシンプルな方法

外国語のボキャブラリーを増やしたいとき、増やそうとするとき、あなたはどんな風に取り組んでいますか?やや地味ですが、私が長い間実践してきて、効果を実感している方法をご紹介したいと思います。

ボキャブラリーを増やすために、単語帳やフラッシュカード、スマホのアプリを使っている人もいるかもしれません。 私も単語帳を繰り返し眺めたり、フラッシュカードを作るような勉強方法を、はるか昔、中学生時代にちょっと試したこともありますが、結局のところ効率が悪い、という結論に達して以来、一度もやっていません。

なぜなら、私は覚える言葉や表現がコンテクスト(文脈や場面)の中でどう使われているかにいつも興味を持っているからです。というのも、単語や表現だけを独立して覚えた場合、会話や文章で使う時に、自分が覚えた言葉や表現を適切な場面で使用しているかどうか自信が持てなくなるのです。だからこそ、そうしたやり方が好きではありませんし、まわりにもオススメしていないのです。 では、具体的にどのよう方法でボキャブラリーを増やしているのか、何度か質問されたことがあるので、ここで簡単に整理してみたいと思います。

コンテクストと一緒に覚える

私は常に短い記事やストーリーを通して新しい単語や表現を覚えるようにしています。いつも重視しているのは、コンテクストの中で単語や表現を学び、覚えること。どんな場面で、どんな表現と一緒に使われ、組み合わされ、結びついて使用されているのかということを確認しながら覚えていくこと。

その結果、会話や文章の中で覚えた単語や表現をためらわずに自信を持って使うことができます。これは、外国語で会話する場面において、けっこう重要なポイントです。この場面で、この表現を使うのが、自然かな、不自然かな、などとためらっていると会話をスムーズに展開していく上で支障をきたします。

また、記事やストーリーの中で覚えた方が、忘れにくく、思い出しやすいというメリットもあります。人間は、コンピューターと違って、機械的にインプットしたものを、何の工夫もなく、正確に記憶し続けることは難しいのですが、記事やストーリーの流れの中なら、場面やシーンに紐付けて思い出せるものです。ストーリー自体が記憶を想起するのに必要なヒントにあふれていると私は考えています。

実際の勉強の方法

覚えたい単語や表現が含まれた記事や短いストーリーを意味を考えながら、声に出して繰り返し読む、これにつきます。外国語の勉強においては、経験上、音読が一番効果的です。 より多くの感覚器官を刺激した時に、私たちは効果的にものごとを記憶することができます。音読するさい、私たちは対象となる文章を見て、声帯から声を出し、口の中とまわりの筋肉を使って出された自分の音声を耳にします。

日付と音読にかかった時間を必ず記録

より具体的な方法を説明すると、私はその記事やストーリーを音読開始してから終了するまでの時間をストップウォッチで必ず測ります。そして、音読した日付の横に必ず時間を記録します。

特に新しい記事に取り組み始めの頃は音読を繰り返していくたびに、読み終えるまでの所要時間が、どんどん短くなっていくことに気づくと思います。読むスピードがどんどん速くなっていっているわけです。 それは音読を繰り返すことであなたの脳が文章を処理するスピードがアップしていくからです(もちろん、これ以上は短くはならないというある種の臨界点、もしくは限界のようなものは存在するのですが)。この方法により、私たちは自分の成長を数値により客観かつ定量的に実感できるのです。この勉強を続けていく上でのモチベーションの一つになるはずです。

さらに、ひたすら回数をこなしていくのは退屈ですが、時間を計ることで、自分の成長や小さな変化にも気づくことができる利点があります。 音読を繰り返し、かなり早く読めるようになったな、と思っても、数ヶ月音読しない期間があった後で、久しぶりに音読してみると、スピードが落ちていることに気づくと思います。そうすると、記憶を定期的にリフレッシュする必要性にも気づくと思います。

教材(記事・ストーリー)の選び方

音読する記事、ストーリーの長さですが、私の経験上、実際に音読して時間を測ってみて5分以内くらいが適切です。私の場合、8分を超えてくると長いと感じ、集中力も途切れがちになります。

しかしながら、読み終えるのに、5分以上かかるような長い記事やストーリーはどうするべきなのでしょうか。初めて音読したときに、7分くらいで読み終えられる記事なら、繰り返し読んでいるうちに5分以内で読み終えるようになることは十分考えられます。 一方で、8分以上かかった場合は、それは難しいので、文章の区切りの良いところで、前半・後半などに分けて音読するようにしています。たとえば、全部で20分くらいかかる長い記事もありますが、それは4分割して音読しています。

音読する文章を増やしていく

一つの記事やストーリーを5回から10回音読すると、表面的な意味の理解だけでなく、記事で議論されているテーマ、描写されている内容が、具体的にイメージできるようになってくると思います。もちろん、その中で使われている単語や表現も覚えたと思います。

そうしたら別の記事の音読に取り組み、さらにボキャブラリーを増やしていきましょう。 それもある程度の回数の音読を終えたら、以前の記事をまた音読しましょう。多少忘れかけていた単語や表現の記憶もリフレッシュされます。これを繰り返していけば、記事やストーリーの中で触れた表現が、長期記憶としてあなたの頭の中に、保管され、必要なときにいつでも取り出せるようになります。

音読したときに、必ず日付を記録していくのは、その記事やストーリーを最後に読んでからどのくらい経過したかがすぐに分かるからです。前回読んでから、もう数ヶ月経過して、細部を忘れしまっている可能性があるから、今日はこれを音読して記憶をリフレッシュしよう、という形で私は取り組んでいます。

以上、参考にしていただければ、幸いです。

(補足1)オススメというより、今でも使っているテキストの紹介

TOEFLテストリーディング問題270

私の持っているバージョンから、表紙などデザインは変更がありますが、内容はさほど変わっていないと思います。いろんなジャンル(歴史、文化、スポーツ、気象、医学、宇宙、地学)の短い英文が載っているので、効率的に幅広い範囲のボキャブラリーを学べます。

(補足2)自分が気になる記事・ストーリーを追加

上記のテキストも未だに使っていますが、さらに気になる英文を記事やストーリーなどで見つけると、プリントアウトしてノートに貼り付けてまとめながら、音読する記事やストーリーの数を今も少しずつ増やしています。

 

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