文章術

報告書作成の即戦力 → 5W3H

報告に必要なこと  事実を過不足なく伝える

上司やプロジェクト担当者に結果や進行状況などを口頭で報告をしたり、報告書を作成し提出する必要が出てくる場面は決して少なくありません。

報告は事実を過不足なく伝える必要があります。報告を受ける者が正しい判断ができるよう客観的な事実を整理して伝えるのが報告者の責務です

 

報告ミスの怖いところ

しかしながら、報告のためのフレームワーク(枠組み)を自分できちんと持っていないと、プラス材料を大きく、マイナス材料を小さく伝えてしまったり、必要な情報を報告し忘れたりということが起こります。

20140928_5w3h

結果、報告を受けた上司や担当者の判断ミスにつながってしまう。それが報告ミスの怖いところ

フレームワークを持ってさえいれば、それに情報をあてはめてチェックしていくだけで、自分の思考の整理をしつつ報告内容をチェックすることができるので便利です。

報告に便利なフレームワーク 5W3H

私が利用している報告に関するフレームワークは、新聞の文章の基本ともなっている5W3H
「いつ【When】
「どこで【Where】
「誰が」【Who】] 「何を【What】
「どのように【How】」(「いくつ【How many】」
「いくら【How much】で」)
「なぜ【Why】」そうしたのか?

5W3H.gif
といったフレームワークを頭の中のキャンバスに用意しておくと、正確かつ簡潔な報告に近づけることができるようになります。

興味を持たれた方には、まず報告書の作成に応用することから実践するのをオススメします。



追記(2008.023.10)

さらに具体的な内容は以下のリンクで詳しく丁寧に述べられているのでご興味ある方は参照してみてください。

その仕事に何が求められているかを明確にするためのスキルと方法DESIGN IT! w/LOVE

ピックアップ記事

  1. One Book, Three Points, One Actionから始めよう…
  2. 相手にアクションを求めるなら「失敗談」と「成功談」をセットにしたストーリーを伝え…
  3. ストーリーは「心」を動かすための演出
  4. 日常のコミュニケーションにストーリーを!

関連記事

  1. 文章術

    文章の全体像を面と線でとらえておく

    論文や評論などのまとまった文章を書くさいに実際に行っている段取りがあ…

  2. 文章術

    MECE(モレなくダブリなく!)を活用するための3つの切り口

    文章を組み立てるさい、具体例や事例や証拠などの複数の要素を組み合わ…

  3. 文章術

    「仮説」を立てる習慣を! ―文章表現を苦痛や苦手にしないために―

    仮説を立てておくと、文章を書いていく作業がかなり効率的になる。仮説と…

  4. 文章術

    文章コミュニケーション力強化に効く10冊

    文章表現は、コミュニケーションである、との思いを最近強くするようにな…

  5. 文章術

    文章を「総論」・「各論」・「結論」で構成する

    はじめに多くの人々が日々直面する課題の一つに、論理的な文章を書くこと…

  6. 文章術

    伝えるべきことをワン・メッセージに凝縮しておくことの効果

    文章を楽しく効率的に書く上で大いに役立つ方法をご紹介しよう。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

最近の記事

アーカイブ

  1. 日記

    谷田大輔氏ブログを制作
  2. コミュニケーション

    カリスマたちは比喩の達人
  3. 研究

    公的意味空間論ノート(花田達郎著『公共圏という名の社会空間』第二章)
  4. デザイン

    デザイン・ルールズ
  5. マーケティング

    なぜ比較サイトの成約率は群を抜いているのか?
PAGE TOP