はじめに
あなたがストーリーをビジネスや生活場面で有効活用したいと考えているなら、相手の心をゆさぶる共感型のストーリーを成立させる条件について知っておくといいかもしれません。
ポイントは三つあります。
・not for me
・プロセスを省略しない
・オリジナルの言葉で本気を伝える
・NOT for me
NOT for me、つまり独りよがりのストーリーでないこと。
「俺は金持ちになりたい」といった私利私欲むき出しのストーリーだったり、「私はすごいんだぞ」といった自慢話であれば、どんなに熱く語られたところで、聞き手は共感できません。
まずNOT for meが大切で、さらにfor usといった自分を含めたまわりのストーリーならさらに相手の関心を呼ぶでしょうし、for youつまり聞き手を主人公とした話なら、相手は強い関心を持って聞かざるを得ないでしょう。
photo credit: Leonard John Matthews via photopin cc
・プロセスを省略しない
物語には、スタートがあって、ゴールがありますが、そこに至るプロセスこそドラマであり、人々の興味をかきたてる部分です。
簡潔に語ることは、確かに大事です。
しかし、人の心を打つストーリーを語るなら、このプロセスこそチカラを入れて下さい。
この部分を省略されると聞き手としてはゴールまでのドラマを楽しむことができません。
あなたがプロセスをすっ飛ばせば、あなたのゴール達成はさほど難しくなく、大きなハードルではなかったという認識を持たれてしまいます。
簡単にゴールが達成できたという話であれば、ドラマも感動もありません。
ゴールに至るまでの失敗、苦労、成功への情熱、創意工夫、そこで手にした成長を丁寧にあなたは語るべきなのです。遠慮することなしに。
・オリジナルの言葉+本気の語り口調
どこかで聞いたような借り物の言葉で説明されても、
相手の気持ちをゆさぶることはかなわないでしょう。
たどたどしくてもいいので、
あなただけのオリジナルの言葉を使って、
自分の気持ちを素直に吐露しましょう。
おわりに
独りよがりでないテーマについて、
オリジナルの言葉で丁寧にゴールにたどり着くプロセスを語れば、
相手から共感を呼ぶストーリーをあなたも語れるはずです。
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