お昼はFish&Chips
昼食は、奥さんがたまたまが食べたことがないというので安上がりにFish&Chips(前にバンクーバーに一緒に旅行したときに、僕は食べた記憶があるのだけれど、彼女が食べたかどうかというところまでは覚えていない)。
photo credit: Randy Wick via photopin cc
バーミンガムはShopping Capital in Europe(ヨーロッパにおけるショッピングの首都)を標榜する都市、ということでその後、大型ショッピング・モールBullRingやSelfridgeなどを簡単に紹介する。
その後、二時間ほど、彼女は自由行動。一方で、僕はモール内のStarbucks Coffeeで、まだ完全には片づいていないエッセイの続きに取り組んだ。
シティーセンターを後にし、電車で僕のフラットへ一時戻ってから、近所のバルチ(Balti)料理屋へ。
バルチはバーミンガム発祥の料理
バルチはバーミンガム発祥の料理。バーミンガムにはいわゆるイギリスのsubcontinentだった、インド、バングラデシュ、パキスタン出身の移民・住人が多い。彼らの料理をバーミンガムのイギリス人が総称してバルチと呼ぶようになり、そういうものとして他の地方にも受け入れられていった、というのがかなり大雑把に僕の把握しているところ。
以前、パブで昼食に食べたバルチ↓
簡単にいうと、鉄の鍋に入ったカレー料理だ。パキスタン人の友人にバルチとはどんな意味か、と聞くとバケツのことだという。現地で、バルチをほしい、といえばバケツを誰かが持ってくるだろう、と彼は笑いながらこたえた。
実は、昼食に食べたフィッシュ・アンド・チップスがかなりヘヴィーだったので、僕たちはそれほど空腹というわけではなかった。
というわけで、僕らが注文したのは、トロピカル・バルチ、タンドーリ・ナン、サモサとサラダ。
一人用のコースに、サラダとサイド・ディッシュをつけただけだった。というのは、前にこの店で食べたときに、かなりの量が出てきた記憶があったからだ。
やはり、今回もバルチとナンは日本の一般のインドレストランなどと比較するとかなりのヴォリュームだった。二人で、半分食べられればいいかな、という話をしていたのだが、トロピカル・バルチが思いのほか美味しくて食が進み、3分の2くらいをたいらげた。値段も二人で、£7.50でかなり安い。フラットに戻ってから、パキスタン人の友達に話したところ、それはかなり安いね、と驚かれたくらい。
店主と話し込む
先に来ていた客たちが帰った後、僕らしかいなかったので、パキスタン出身で30年以上イギリスに住んでいるという店主と話し込む。僕の奥さんも話の始めの頃は、会話に加わっていたのだが、旅の疲れか時差ボケがまだ直っていないのか、途中から椅子に腰掛けたまま眠っていたようだ。
ともかく、昼はイギリスのナショナル・フード(と、ずっと前に見た映画Snatchで紹介されていた。また、映画formula51ではイギリスに到着したばかりのサミュエル・ジャクソンが、ロバート・カーライルにおごってもらったフィッシュ・アンド・チップスを「こんなもん食いもんじゃねえ」とばかりに車の窓から放り出すシーンがある)と夜はバーミンガム発祥の料理、という食の組み合わせに、彼女は満足したようだった。
こんにちは
バーミンガムもカレーが有名なんですか!! 以前もっと北のブラッドフォードにいましたが、ここもパキスタン移民がたくさんいるためカレー料理の店がわんさかありました。 バーミンガムでコーチを乗り換えたときに味比べをできたらよかったな、とこのエントリーを読んで思いました。
そうなんですよ。
僕の住んでいるフラットの近所だけでも
5・6軒あります。
バーミンガムでコーチを乗り換えられたのなら
おそらくDigbeth Bus Station でしょうね。
僕も最近になって初めて利用しました。
以下のエントリーに写真をアップしておきました。http://art.schoolbus.jp/akuzawa/archives/000250.html
よろしかったらご覧下さい。