reappropriation、読みかえ

queerのようにもともとネガティヴな意味合いを持つ単語が、当事者によってポジティヴな意味合いを吹き込まれて、意味が広がったり違う意味を持つようになることはreappropriationと呼ばれている。文字通り訳せば「最適用」ということになるが、僕は個人的には「読みかえ」という風に頭の中で処理している。
たとえば、黒人たちが聖書を読む際、オリジナルの文脈ではもともとblackという形容詞はあまりいいニュアンスを持たされていなかった。しかし、一部の黒人達はそれを「美しい」とか「強い」といったニュアンスをこめながら解釈していき、blackという言葉を「読みかえ」、意味を転倒したり、違った意味合いを持たせたりすることで、そこに自分の新たな居場所を見つけたり、ポジティヴな意味合いを構築していったのである。

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