あなたが何かを「成し遂げられる、成し遂げられない」その分かれ道は「行動するか、しないか」にあります。
通常、人が何かを成し遂げていく過程を段階的に考えると、以下の流れを踏むのではないでしょうか。
知識の獲得 → 行動 → 失敗 → 学習・調整 → 成功
まず、目標達成のために必要な情報を収集し「知識」を手に入れる。
しかし、その次のステップである「行動」に移す人は、セミナーの受講者を例に取れば、一般的に2~3%だと言われています。
セミナーに出席しただけで、気分が高揚し、実力がついたような、何かを既に成し遂げたような気分になってしまう人が意外に多いのかもしれません。
いくら「知識」をたくさん手に入れても、現実の「行動」に落とし込むことができなければ意味がありません。
キツネとウサギの話
このことを考えるヒントとなるちょっとした物語を紹介しましょう。
森の中でキツネとウサギがある話題について話し合っていました。
その話題とは、天敵である「猟犬がやってきたらどうするか」について、です。
キツネは頭がいいのでいろいろな選択肢が頭の中に入っています。
自分は屋根に登ったり、必要に応じて隠れたり、逃げることもできると自慢げに話しました。
一方のウサギは、自分は臆病でキツネほど知識があるわけではないと考えています。
ウサギはキツネに次のように言いました。
「僕ならもう、ともかく一目散に逃げるだけだなあ」
そこに実際に猟犬がやってきました。
その瞬間、ウサギは即座に逃げ、その場から一瞬にして姿を消しました。
一方、キツネはたくさんの選択肢の中から最前の選択をしようと考え、そこに立ちつくしている間に、猟犬に捕まってしまいました。
この物語のメッセージは明白です。
いろいろな知識を持つことよりも、知っていることを必要な場面で行動に移すことの方が、より重要だということです。
結局は、「やるか、やらないか」であり、結論を言えば、行動したもの勝ちなのです。
情報やノウハウがあふれているこんな時代だからこそ、キツネのように頭でっかちになっていないか、あなたも自分の行動をセルフチェックしてみてはいかがですか?
そうです行動しないと何も生まれないのです。なぜならこの世に固定したものなど何もないからです。
寝ていても私たちの身体や意識は行動しているのです。そして行動しながら、境界が作られのです。
ただし、勝ち負けの分別に普遍性はありませんが、、。
以下のようなプロセスはどうでしょうか。
行動しながら知識を獲得→失敗(は成功のもとと考え)→学習・調整→成功
確かに行動することで流れを変えていく、作っていくという意識が大切ですね。
おっしゃる通り、行動しながら知識を獲得、経験的に物事を学習というのが一番早いのでしょうね。
知識の獲得から必ずしも出発する必要はないと言うことですね。勉強になります。
ご教示ありがとうございます!