■はじめに
昨日、7月21日、神戸芸術工科大学大学院の特別講義として「マインドマップとストーリー思考のススメ」と題するワークショップを開催し、無事終了しましたのでご報告します。
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○ワークショップ「マインドマップとストーリー思考のススメ」神戸芸術工科大学大学院にて
■最初の段階においては……
実はお話をいただいた時点では、若干、腰が引けていて、どうしようかな……というところもあったのです。
大学院での特別講義+2コマという条件、かつて大学に助手として勤務していたとはいえ、今は一会社員の私にはプレッシャーだな、という気持ちがありました。またワークショップのファシリテーターも未経験だったので、大丈夫かなあ、という不安もありました。
■オファーいただいた方は
ただ、お話をいただいた神戸芸術工科大学の岡村光浩(おかむら・みつひろ)先生は私だけでなく、夫婦ともども長年お世話になっていて、いわば恩人的存在。
具体的には……
・私が2000年に日本大学派遣交換留学生として、ワシントン州立大学に留学したとき、当時、日本大学 本部 国際課スタッフだった岡村先生に渡航前のガイダンス、手配関係から留学中・帰国後のフォローまできめ細かく面倒を見ていただきました。
・お台場にある東京国際交流館レジデント・アシスタントの募集情報を教えてくれたのも岡村先生。おかげでお台場にある留学生専用施設で海外からの学生・家族のサポートをしながら、2年間夫婦で過ごすことができました。
・私の妻は長い間、旅行代理店に勤務していましたが2001年9月11日の同時多発テロ以降、旅行業界は先行きが不透明な状況になりました。そんな折り、岡村先生が理事をされていた留学生サポート関連のNPOのスタッフ募集の情報を教えてくれ、それがきっかけで妻はNPOスタッフに転職することができました(妻は第一子が生まれるまで勤務)。
という具合で、ものすごくお世話になってきました。
それで、ずっと何かお返しをしたいな、と漠然と考えていたのですが、先生は関西の大学に引き抜かれ関東を離れてしまったので、私としてはうーん、と思っていたところでした。
しかし、今回、先生の方からお声掛けいただいたので、そのチャンスかなと思い、「いざ鎌倉ならぬ、いざ神戸」という思いでお話をお引き受けすることにしました。
■ワークショップの中味は
ワークショップについて、はじめにお話があったのがマインドマップという思考・アイデアの視覚化ツールを学生さんに紹介するというもの。
参加学生さんのマインドマップ。超大作です。
このブログでも時々読書メモなどでカラフルな落書きを目にされている方もいらっしゃると思います。
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○読書を通して得た「なるほど」を実践できていますか?
その後のやりとりの中で、岡村先生が仮題でいいから先に大学側に特別講義のタイトルを求められ「マインドマップとストーリー思考のススメ(仮)」という形で出しておきましたよ、という連絡がありました。
それを聞いたときに、私の中でピンとくるものがあり、ブレインストーミングとしての「マインドマップ」からメッセージを伝える手段として「ストーリー」に落とし込む、という流れで展開できるなと思いつき、実際のワークショップのタイトルも「マインドマップとストーリー思考のススメ」で進めさせていただくことにしました。
■準備、そして、いざ本番
そうしたプロセスがあり、4月以降、毎週末に少しずつ準備をしてきて、昨日、神戸芸術工科大学大学院の立派なプレゼンテーション・ルームででワークショップを実施させていただきました。
岡村先生にもすべてのワークに参加していただきました
夏休みを控えた土曜日という日程ということもあり、参加者はごく少人数でしたが、頭の中で時間配分をシミュレーションしてつくったタイムテーブルだけでぶっつけ本番に臨んだ講師としては、少人数のおかげでタイムマネージメントが柔軟にでき、非常にありがたかったです。
■ストーリーについて英語で語りたい
一つ思ったことはストーリー思考について、英語で自信を持って語れるといいなあ、ということでした。
というのは、参加者にインドからの留学生がいて、日本語よりも英語の方がピンとくるので、英語で質問を受けたり、必要に応じて英語で説明する場面があったのです。
英語で説明すると言っても、そんなに難しくない内容なので説明や意志疎通はできましたが、自分の説明がナチュラルな英語のいいまわしになっているか、そうでないのか曖昧なままだったので表現するのをためらった部分もありました。そうしたこともあり、ストーリー関連の英語の本をいくつか読んで、ストーリーを自然な英語で語るためのボキャブラリーや表現を身につけておきたいなあ、という思いを強くしました。
■ワークショップを終えて
後半、急ぎ足になってしまった感はあったものの実際のワークの中でポイントは体験してもらえたのと、参加学生さんの反応も想像以上によく、私自身も楽しくワークショップを終えることができました。
学生さんにオリジナル・ストーリーをそれぞれ発表していただきました
結果として、岡村先生からこれまでいただいたご恩に応える、というよりも、私の方がチャンスと気づきをもらった形となりました。
まず、ストーリー思考を体験してもらうためのオリジナル・ワークショップ開発に一定の道筋をつけることができたのは大きかったです。
ワークショップ終了後、岡村先生と
また、それぞれのワークとワークの結果をグループでシェアするためにどのくらい時間が必要かといったことを経験的に理解できたので、今回一番の不安要因だったワークショップ全体のタイムマネージメントをより現実的で無理のないものに改善できる手応えをつかみました。
最後に、参加学生さんからも期待以上に好意的な反応をもらえたことは今後の大きな自信になりました。
■おわりに
この日、私の39回目の誕生日だったのですがいつにない充実した思い出深い誕生日になりました。
「岡村先生は、誕生日に特別講義と日程が重なってしまい、すまない……」と恐縮されていましたが、今回のワークショップを実施するチャンスをいただけたことこそが、一番の誕生日プレゼントだったいうのが私の率直な思いです!
メールやfacebook経由でのたくさんの誕生お祝いメッセージありがとうございました!
30代最後の年、まだまだ落ち着かずにいろいろチャレンジしていきたいと思っています。
引き続きおつきあいください!
≡≡≡ CAZANA連載中です!≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
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